生うふ帳

不安になる、という趣味を手離した今、

ナツコさんは日々愉快に暮らしています。

イヤなことって何だろう？って感じです。

ふんふんふ～ん♪たのしいなー♪

でもねえ、己の中の闇は自分で処理できるってわかったけど、

現実に起きる事態にかんしてはただそれを目の当たりにするしかないですよね。

おしょん（夫）といるの、キツイわあー。

イカンですよ、精神を病んだひとの側にいては。

自分が安定しきっていればいいかもしれないけど、

ナツコさんには依然としてＰＴＳＤという病がある。

病んだモノどうし一緒にいることもよくないし、

自分が病んだその原因と暮らしているのは良いことじゃあなかろう。

どんなにるりるりしていても、

おしょんの中の病魔は簡単に平和の均衡を崩す。

アタチは自由ナノヨー♪って踊り歌っていたナツコさんの心臓を

氷より冷たいなにかが突き刺す。

すぐには戻れない。

アルコール依存症なんて、だいっきらい。

だいだいだいだい、だいっきらい。

受けた傷はどんなことがあっても癒されない。

でも今、その傷をまじまじと見るな。

流れる血はそのままにしてほんのりと笑え。

それが結局自分の平穏につながっていく。

クルッタニンゲンを刺激するようなことは一切しないこと。

喉から身体を貫いた苦しみは誰にもどうにもできない。

好きな男に甘えたって、

好きだよ可愛いよなんて言われたってどうにもならない。

美味しいものを食べようが旅行にいこうが、

狂気はわたしを苦しめる、そして果てしもなく疲弊する。

37年間この疲弊と付き合ってきても慣れることはないですね。

一週間もこれを受け続けると、

必ずぶったおれるんだ。

そこでリカバリーできない場合、「シニタイ」がはじまる。

キョーキは感染していくのです。こわっ。

そういう時は抗鬱剤飲む！

シヌ前に飲む！（田中邦衛）

精神の病を差別はしませんよ。

けれど近寄りたくはない。

もういい。もうじゅうぶん味わったから。

こういう話をするとたまに言われる言葉。

「神様は乗り越えられない試練は与えないんだって」。

あらあー、乗り越えられない壁もあるわよっ！

ナツコさん、無理！

やだやだ、乗り越えたくなんかない、こんな苦しみ。

準備とタイミングで逃げるっきゃナイ♪