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今年の年末年始に読む本が決まりました。


ファウスト。


・・・・・これねー・・・


ナツコさんが避けて避けて通ってきたものなんですよねー。


なつこパパはねー、


すんげく頭いいひとだったんだけど、


とにかく自分の好きなものを押し付けてくるんですよね。


「ファウスト」も小さいころから読め読めって言われてですね、


読んでもいいんだけど、


感想言うとね、


自分の意見と食い違うと否定されるんですよねえ・・・・


だからこっちも意地になって読まなかったの。


だからねえ、今でも、自分の好きな本とかいいよいいよいいよって


おすすめされるより、


そっとその本を置いておいてくれるほうが嬉しいです。





でね、大人になったことだし、読んでみますかね、と。



「ファウスト」といえばメフィストフェレス、なんですけども、


ナツコさんとしては


こんなのが好みです。




人妻ナツコの、ろすとばあじん物語


「メフィストフェレスの棺」


・・・・削除対象ですか?






人妻ナツコの、ろすとばあじん物語



こっちもね、めひすとへれす君。


悪魔の虫、ハリケファロブス・メフィスト君です。


今年の6月に地下3.6キロ地点で発見された線虫です。


今までは


「地下にいる生物ってのはねー、せいぜい何十mまでしかいないのヨ」


と言っていた研究者たちにとって「悪魔」みたいな存在だってことらしいです。


ものすごい耐性をもっていることは間違いないので、


火星とかね、そういうところにも


微生物がいる可能性がでてきたらしいですよ。


この子ったら数千年前からイタそうです。


クマムシを超えたなあ、メフィスト君・・・・・


地球に隕石が落ちたりしても生き残るのでしょう。



・・・・あ、


なつこパパは科学者だったので、こうゆうのね、わたしも未だに好きなんですね。


ふぁ・ざ・こ・ん♪





このところ、


ずうっと色川武大について書きたいと思っていた。


好きな作家は?と聞かれたら


トルストイ、武田百合子、色川武大、と答えていたほどなのに


このブログでは一度も取り上げたことがない。



談志がなくなっても、やっぱり色川武大を思い出すのに。



家にある作品を手にとることもなくそのままでいたけれど、


図書館でこれを見つけた。


泪 (百年文庫)/深沢 七郎
¥788
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深沢七郎、島尾ミホ、そして色川武大。


なんつー組み合わせ。



色川は「連笑」という作品が収録されていた。


久しぶりに読み返す。



「自分の内部で恥をつみかさねていくことにくらべれば、


他人の劣等視など軽いものだ」


読み始めて10頁の、この部分で、


もうお手上げな気分になる。



あまりにも自分の羞恥心に近すぎて疲れてしまう。





・・・・やっぱり、


まだ書けないや。


子どもにおやつでも作ろうか知らん、と

乾麺のパスタにバターを塗りぬりして

シナモンシュガーをふりかけて

トースターで焼いていたのです。

その間、流れいていたコレにうっとりして。







・・・・はうー。

なんにも考えられません。

何度も何度もリピートしてぼへーとなってしまいます。



・・・

何度も何度も・・・


・・・・


あああああっ!!




人妻ナツコの、ろすとばあじん物語-111128_2123~01.jpg



あうあうあうー。

見るも無残な姿に・・・・まっくろくろすけ・・・



うっとり音楽のときは

他の御用はしちゃいけませんねえ・・・



こっちがちゃんとしたの。

人妻ナツコの、ろすとばあじん物語-111128_2123~02.jpg


大人向けにはマヨネーズ塗ってガーリックパウダー、

黒こしょうや七味で味付けすると

簡単なオツマミになりますです。はい。



これは面白いんでしょうか。



さよならドビュッシー (宝島社文庫)/中山 七里

¥590
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今日買った本

・・・・主婦がこんなにお金つかっちゃっていいのでしょうか。

いつも図書館なのにー。


どきどき。


ま、給料日ってことで。


・・・・・・どきどき。



人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)/山田風太郎
¥720
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二巻も買いましたよ。


危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)/中野 京子
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女の絶望 (光文社文庫)/伊藤 比呂美
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ロリータ (新潮文庫)/ウラジーミル ナボコフ
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エクソシスト

「エクソシスト」の原作のなかのリーガンは

母親の友人(映画監督)に性的虐待を受けていたのだと、

私には読める。

リーガンの悪魔つきの様子は

虐待を受けた子どものそれにきわめて似ている。

優れた小説はその時代背景も描き出すが

この作品もまた、

1970年代のアメリカの持つ病巣を浮かび上がらせている。


幼児虐待の悲しさは、

受けた本人が得てして「可愛くない子ども」になっていくことにあると思う。

可愛がろうと思っても可愛がれないほどに。

損失されたもの、

愛着の再構築は本当に可能なのか?



たくさんの悩める母親に会って思うのは

彼女たちを悩ませているもののほとんどは

「共同幻想」であるということ。


女は生まれながらにして母性本能なんかもっちゃいない。

そういう女がモテはやされると刷り込まれていくだけだ。


母性本能(と呼ばれているもの)で男を好きになること、

それはその男をスポイルすることに他ならないと思う。

それもまた虐待のひとつの形かもしれない。


・・・・こわっ。




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