生うふ帳

ごめんなさい、また家庭のお話です。

いま現在の子どもへの気持ちですが、

以前から比べたらかなりフラットになってきました。

でもね、やっぱり「かわいくない」という思いはどこかにあります。

傍からみたら、すんごい仲良しに見えてると思いますが。

なぜ「かわくない」と思うようになったかを考えないといけません。

それは、夫から大事にされなかったからですね。

これが解消されないと、この釘は抜けないでしょう。

でも、夫は病人です。

アルコール依存症って、心も体も蝕んで、けして、けして、なおることはない。

一生お酒を飲まないことだけが回復への道です。

脳が縮んでいくのですから、どんどん言動も変化する。

今は会社員として、ふつうに働いていますけれどね。そして、特に支障がないみたい、ですが。

アルコホリックの暴言ってすごいですよ。

妊娠していて、もう生まれそうな時期のわたしに

「お前なんか死んでもいい」って言って、覚えてません。

母が死んで、わたしたち夫婦が通夜守りしたさい（身内が遺体と一晩すごす）

もちろん飲んで、踊って、転んでけがして怒って、

わたしのことなど見向きもしませんでした。

結婚前に妊娠したかも、と言っても「無理」でおしまい。

かれが結婚を持ち出してきた時ですよ。そのまま泊まっても、何も話さない。

翌日「じゃあ別れよう」という、と「へ？」、覚えてません。

こんな話、あげてたらキリがない。

病人と気づくのに時間がかかりましたし、知ってからもこの病気を理解するのは大変でした。

いまは、「夫が悪いのではない。病気がさせている」と素直に思えますが、

なぜ自分はこんなに酷く扱われるのか、結局は自分のせいにして苦しんでいました。

これを和らげるには、やっぱり、夫が抱きしめてくれる以外ないでしょう。

いまは触れたくないけど、そのなかにはやはり、抱きしめられたい気持ちが

あるにきまっている。

でも、悲しいとき「抱きしめて」と言っても、かれには「できない」のです。

できない、ひとが、いるんです

（それはかれもしてもらってないからなのですが、長くなるので省略）。

できないことを要求される、その悲しみ、その苦しみ。

いつか和らぐ日がきてほしいなあ。

その日がきたら、子どものこと、「かわいい」って心から思えるはずです。

だって、愛しているのですから。

ね、ほんとに、妻の心の安定って大事なんですよ。

・・・、わたしが選んだ結婚だから、後悔してませんよ。

あの夫と結婚しなくても、同じようなひと結婚していたはずです。

うんとうんと冷たくされて、殴られて、やっと、わたしは

共依存から逃げ出すことができた。

逃げ出すための結婚だったのかなと思います。

でもね、わたし、いま、たのしいですよ。

だって前は性欲のことなんか、考えてる暇なかった。

暗闇のなかでつかんだお仕事も順調だし、

離婚したいっていう大きな夢もあるし！

（離婚については、また書くかもしれません）

今日ね、家庭の犠牲者となった子ども１・月読が

「ママのおなかにはいりたい」って言いました。

甘えてくれることがない子が、こんなにプリミティブなこと言うなんて。

抱きしめて寝かせました。しあわせです。