Author:菫
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雷鳥を読んでいるとなんだか自分みたいだと思う。
ドイツ哲学書を読みトルストイを読み
女子が群れるのを嫌い、
自分のなかに革命がおこることを求め憧れている。
それを男女間に求めて発言すると周囲にはドン引きされてしまう。
そのくせ妙な貞操観念があって、
寺の坊さんに挨拶がわりにいたずらなを接吻をするが
好きだとか恋だとかではない。
坊さんは結婚を思い詰めるけれど、
雷鳥にはてんでそんなつもりはない。
森田草平との事件のあとの彼女の言葉。
「今回私のいたしましたことは何処迄も私の所有である。他人の所有を許さない」。
他人を求めているようで、そうではない。
どこまでも自分勝手な女。
雷鳥に思想なんかなかったと思う。
わたしも思想なんてない。
ただ好きなようにしていたいだけ。
雷鳥みたいに優秀な女ではないけれど
(雷鳥は自分を女じゃないと言ったけど)
わたしも彼女も、
冒険がしたい、おてんばな女の子なんだと思う、の。
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