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元ネタはもちろんこちらです。

でも、ナツコさん、この「増補普及版」読んだことないや。

「甘え」の構造 [増補普及版]/土居 健郎
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この中で著者は「日本人特有の甘えとは、幼児が母親に期待するそれである」


というような事を書いているのですが。


う~ン、土居さんのイジワルぅ。


そうよ、ナツコさんの甘えだって父親に期待するソレよ。


子どもっぽい甘え。


理想は森茉莉のパッパだもん。ああ、パッパ~。


頭よくて、何でも知ってる博覧強記で、聞けば何でも教えてくれる。


お仕事も一流、男からも女からもほのぼのと好かれるひと。


いつもはあまり目立たなくて、きちんとやることやってる人。


平凡に見えるだけの常識人がいい。



そういうカッコイイ男のひとの下にいたいなー。


男のひとの森のなかで遊んでいたい。


四葉をさがすうちに、鳥を追ううちに、その森を抜け出して


気が付けば「私の森」に居たい。


でも、パッパの森とどこかでつながっている。


遠くの山の、どこかにあのひとはいる。




深く静かに可愛がられたいの。


間違ってたら、そっと「こっちに道があるよ」って指し示すだけでいいの。


無理矢理手をひいて


「こっちに行けばお前は幸せになれるんだ」なんて言われたくない。


いつも自分の仕事をしたり、物思いに耽ったりしているところに


傍若無人に甘ったれていきたい。


「ねえねえ、ねえねえ、遊んで遊んで」って膝にのりにいきたい。


「この本を読んでいるからあとで」と静かに諭されるのもよし、


「そうかそうか、何がしたい」と頬を撫でられるのもよし。


すこし髭がのびできた顎を両手ではさんで、


パッパの懐に抱かれる甘さに包まれたい。



でもね、パッパには奥さんがいる。つまり母親。


ふたりは仲良くしていてほしいの。


その安定のなかで「なつこは上等」って大事にしてほしい。




ナツコさんの甘え、大事なのは


「君がいないと生きていけない」


「君だけが生きがいだ」


「君の全てを知りたい」


と思われないこと。


「俺色に染まってほしい」なんて言語道断。



わたしはわたしよ、ほっといて。


わたしがかまってねって言う以外はこっちこないでほしい。

わたしはわたし、パッパはパッパ。


けして交わらない物語。




甘やかさない甘さがすき。







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