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廃墟ビル


職場のすぐ隣に、廃ビルがありました。


わたしは普通のOLでした。


夜になると、近くの蕎麦屋で男のひとと待ち合わせします。


焼き海苔とか、蕎麦味噌でのんだあと


ふらふらと店を出て、ふらふらと男のひとと歩きます。


夜。


なまあたたかい風がふいてきて、


自分の性欲がにおうみたい。



背が高くて、無口で、すごくすごくすてきな・・・をもった男のひと。


しめった風、しめった性欲。


わたしは男のひとに腕を絡ませたい。



廃ビルによじのぼります。


小さいわたしは、なかなかむずかしい。


埃まみれになって、階段をのぼってゆく。



「暗くて何があるのかわからないね」


探検をしながら、返事のないかれの後ろをついていきます。


振り向かないひとを、懸命に追いかけます。



角をまがると、まっくらで、


唇がわたしの唇をふさいでいる。


わたしの、だいすきな、接吻。


舌をいれないで、執拗にあまがみされていると


もうそれだけで、どこかへとんでいきそう。



シャツのボタンをはずされて、


ブラジャーをひきあげられて、


暗闇でわたしの胸がしろい。


乳首を口にふくまれるとき、歯があたっていっしゅん冷たい。



わたしはいつだって、好きなひとの、がなめたくて


下着のなかをいじられている間も


気持ちがよくて、波がたくさんきて、押し流されそうでも、


なめたくて。



お願いして、床に跪く。


「俺、徹夜したから2日フロはいってない」


いいの。


汚いのがすきです。


大事になめる。


このままいくらでもなめていたいのに、頭をはずされてしまう。




スカートをまくりあげられて、後ろからいれられると


立っていられません。


壁に両手をついて、揺られるとわたしの髪も胸も揺れる。


その胸をつかまれて、


きゅっといじられる。



かれに座ってもらって、上にのりたい。


顔をみながら、胸をおしつけたい。


腰を強くつかんで、ゆすってほしい。



でも、言い出せないまま、後ろから突かれている。


すきなひとが、わたしを突いている。




終わって、ビルを抜け出たあと、


振り返ると職場の窓があかるい。


あんなに声を出したのに・・・


なめたいってお願いしたのに・・・


聞こえたかな。




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