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なんだか急に、「ゲド戦記」の「帰還」が読みたくなりました。


でも、図書館でかりて読んだものなので手元にないの。



「帰還」って、それまでのゲド戦記が好きなかたがたは


お好みではないのでしょうか。


わたしも、


「どうしたの?グウィン女史、なにがあったの?どうしてそんなにムキになってるの?」


と驚きました。



それまで、哲学的なファンタジーの世界だったのに、


それまで、テナーは可憐で孤独で崇高なまでのヒロインだったのに、


彼女は農夫のお嫁さんになっていて、


「あの人の書物に何の用があった? 


 本が何の役に立った?


 わたしは生きたかった。


 男がほしかった。


 自分の子どもがほしかった。


 自分の人生がほしかったの」


とか独白してしまうのです。


これが、難しいことわからないわたしには、いいなと思えてしまうのです。



艱難辛苦をのりこえてきたゲドが未経験で、


テナーは結婚して男を知っていて、


それで中年カップルの初夜・・・・。


ゲドは「味わったことのない神秘」を教えてもらっちゃう。


哲学的な戦いより、愛する女との性行が、生活が尊いというこの大逆転。


グウィンさん、どうしても「男」をこらしめたかったのかしら・・・


ご自分がつくりあげた、ゲド戦記の世界を壊してでも。


これ児童文学じゃないです。でも、これ読んでいろいろ思う児童がいてもいいな・・・



ああ、読み直したいです。



ファンタジー内のラブは、


馳夫さんとアルウェン姫くらいがいいですね。


映画のほうは、ちょっといやらし風味だったけど・・・


(映画の馳夫さん、いやらしすぎです。


 あのかた、接吻がとてもお上手らしいのです。


 しかも森の中で寝泊りしてらして、とっても汚かったと・・・


 もう。汚いの好きなので、たまりません)



なんだか脱線しましたが、ゲド戦記、


1から3までも好きだし、また違った意味で「帰還」も好きです。

















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