生うふ帳

今日はナツコさんの誕生日なのです。

ぐふっ。

ぐへっ。

いや、生まれたのは３月の、魚座Ｂ型なんですけどね。

で、今日生まれたのは、うちの夫なんですけどね。

ナツコさんが好きなひとに好きって言った日なのです。

ぐへへへへへ。

ナツコさんの好きなひとは牧野茂さんといいます。

⇒訂正、「繁」でした。

「牧野」と書いて「マキオ」と読みます。

マキオさんは５人のお子さんがいます。

男子３人、女子２人。

うち何人かが奥様の連れ子さんらしい。

とても気さくな奥様で、顔も広く

いつでも玄関が開いていて

子どもたちが入れ替わり立ち代わり遊んでいるようなご家庭です。

ナツコさんはマキオさんがだいすきです。

好きで好きで好きで好きでたまりません。

いつかニホンが一夫多妻制になったら

オヨメサンにしてください、

アカンボもほしいなーってお願いしたけれど

お返事はありませんでした。

ちえー。

いいもーん。

この恋は期間限定の恋です。

現実問題としてお互い連絡するのが難しくなったらおしまいです。

それでいい。

それがいい。

お別れするのは、さみしい。

ずうっと好きって言いたい。

でもだらだら続けるのはダイキライ。

だからこれでいいの。

電話することもないし（電話番号を知りません）

会うことも滅多にないし

マキオさんがおうちにいるときはメールも一切ない。

でも、そんなのちっとも関係ない。

すき。

すき。

すき。

好きって言えてよかった。

好きなんて言われたことはないけれど、

それもどうでもいい。

わたしがマキオさんを好きなこと。

それだけで頭へんになりそうなくらい、シヤワセ。

お誕生日おめでとう。

うふ。ぐふふ。

書きたいな、と思っていたことを

大好きなアメブロ女子ちゃんの何人かが記事やなにかで書いていて

嬉しくなりましたです。

「自分がいる」ということ。

それはもちろん、徹底的に、絶対的に、ひとりきりだということですよね。

それを何かの折に発見すると、確認すると、切ない。

不安で淋しい。

だから世界を求めていく。

だから手を伸ばして触れようと思う。

触れたい相手もまた絶対的にひとりです。

ひとりとひとりが触れ合ってキモチイイけれど、

それは不安も淋しさも埋めません。

他者がいることは、より「自分であること」を際立たせる。

だから恋はあんなにも切ない。

だから、会いたくなるし触れたくなる。

それが完全に満たされてしまったら何の味もしないでしょう。

けれど、花の美しさはわたしに何も求めてこない。

ただそこに咲いている。

風をうけてそよく花びら、

震える花弁。

赤く黄色く落ちてゆく葉。

枯葉をふみしめる乾いた音。

立ち上る地面の湿った匂い。

歩く自分の影。

光る石、

流れる川が作りだす模様。

そして圧倒的な空！

何も求めない、何も欲しがらない空は

わたしにどんな時もこの上ない美をみせてくれる。

花のように、自分もまた風をうける。

頬の産毛が撫でられるのを感じる。

切ないほど自分であること。

たったひとり。

誰とも繋がっていない。

だから世界はこんなにも美しい。

だから、わたしは明日も、世界を求めるのです。

あなたが好きだと求めるのです。

不安で淋しくて、孤独で、よかった。

息子・月読が

「ままー、人生って最悪なんでしょ？」と尋ねてきた。

なんだか学校で聞いてきたらしい。

学校での5時間の勉強も、宿題も最悪・・・

皆は持ってるのにボクだけＤＳ持ってないから最悪・・・

みたいなコトらしい。

そうだよ。

人生に楽しいことなんか用意されてないよ。

考えてもごらんよ。

うちのお父さん、家にいること、ないじゃん。

いてもお酒のんでテレビみて寝て、返事もしないじゃん。

家庭のなかの全てのこと、なーーーーーーーーーーーーーーーーー

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ーーーーーーーーーーーーーーーーんにもしないじゃん。

お金は稼いできてくれてるから感謝しないといけないけどね。

棲む家があってさ、ママはフルタイムで働かなくてもごはん食べられてさ、

「夫」がいて「お父さん」がいるって凄い恵まれてる。

毎日寝る場所があるってものすごい事なんだよ。

でもそれも、お父さんがママのことまた殴りはじめたら終わり。

押入れに隠してあるバックひっつかんで、月読と天照とママで逃げるんだよ。

・・・・どこに逃げよう？

行くとこ、どっこもないもんね。

頼れるひとなんて、相談できる人なんて、だーれもいないもん。

友達は、駄目よ。

お友達はみんな、いざとなったら言ってねって、優しく言ってくれて、

それは、ほんと、すごく嬉しいよねえ。

でもさ、親子3人駆け込んでいって、何か月も住まわせてもらうのは

身内しかないもん。それはもう仕方ないこと。

ママねえ、

今までだって楽しいことなんかなかったよ。

辛くて苦しいことばっかり。

お前たちのことがなければ、別にいつ死んだっていいんだー。

前にお菓子くれたベンジャミンちゃんが言ってたよ、

「生きるなんて、地獄をのたうちまわるってことだよね」って。

ママもそう思う。楽しいことなんかないんだよ。

夜逃げして、どこに住むかもわかんない。

1年後、自分が何してるかも予想できない。

でもね。

人生って最悪なんだけど、

最高に変えることができるんだよねえ。

不思議でしょ。

今のこの状況は何も変わっていないけど、

一年前より、ママ、しあわせだよ。

苦しいことも、悲しいことも、辛いこともそのままあるけど、

苦しくも悲しくも辛くもなくなっちゃった。

好きなひとになんか会えないよ。

全然会えないし、そおんな、セックスなんてしてないしてない。

でもすきって思うだけでもしあわせ。

月読のこと、前は邪魔でしょうがなかったけど、

今は穏やかに可愛いって思える。だからすっごいしあわせ。

天照の頬は今日も柔らかくて気持ちよくて、しあわせ。

またお休みだね。

お父さん、家にいるかも。

また意地悪なこと言って、ママのこと困らせて、皆イヤな気持ちになるかもしれないね。

でも、それもそのうち終わる。

終ったら楽しいこと考えるの、3人とも上手になったじゃん。

そしたら、やっぱり良かったなーってしあわせ。

寒くなってきて、ファンヒーター出したでしょ。

つけると温かくて気持ちいいよね。しあわせだね。

寝るときもさ、ふわふわの毛布にしたでしょう。

とってもいい気持ちだよね、あれもしあわせだね。

そう。

キモチイイのは楽しい。

だから自分のカラダを弄ってキモチヨクなるの、すき。

めそめそぐずぐず考えてるより、自・慰してたほうがしあわせ。

たったそれだけのこと。何も特別なことじゃない。

毎日地味にくらしていても人生は歓びに満ち溢れる。

ベランダに出て、空を見れば、それだけでしあわせ。

お米を研ぐ水が冷たくなったなって思うことがしあわせ。

だからさあ。

そんなこと言うの、も、やめようよ。

寝る前に読む本、選ぼう。

本を読むの、たのしい、ね。